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「ジムニーに車高調を装着して、車高を下げる? 売れるわけ無いでしょ?」
数年前に提案したときにはそんな声もありました。けれど、当社はそれでも開発を続けております。
こちらはフロント。直巻きスプリングがセットできるよう、特殊なアダプターを装着。ショックアブソーバーも全長調整式。減衰は12段階。
こちらがリア。リアもフロント同様の構造です。
車高ダウン量は出来る限りを狙っていますが、どちらかというと極端に落とすことよりも、一般道での快適性を考慮して開発スタートしました。リフトアップはカッコいいです。けれど、山登り性能にしてしまうと、一般道での快適性はどんどん落ちます。コーナリングでのふらつきはかなりのもの。大半のユーザーが街乗りであるなら、メインステージの快適性をあげつつ、なおかつ、特に新型ジムニーは、ローダウンも似合いそうなスタイル。なのに、市販されているものの大半がリフトアップで、ユーザー選択肢が少ない。とういことでの開発。
そんな矢先にこのプロジェクトにいち早く共感をしていただいたりアドバイスをいただいたのは、埼玉のドリフトショップ3UPさんと、福岡のKドリフトショップJAWS山本さん。
三上さんいわく、
「Kドリフトは山本自動車さんのイベントを見て、直感しました。シルビアを中心とするドリフトとはまったく異なるジャンルとしてみると、非常に魅力が高い。ただし、FR化可能な車種と台数を考えると、最終的にジムニーでできるならば、相当オモシロいことになりますョ!」
そんなJAWS山本さんは、ジムニーパーツの開発発売と同時に、ドリフトテストもスタートしています。
「とりあえず、ノーマル脚ではダメ。車高調が無いと話しにならんバイ(爆笑)」
といって、以下の動画を送ってくれました。
お客さんがドライバーなのですが、本当におっかなビックリ。実は、出場直前でマイカーがトラブルで、なんでもいいからということでジムニーで参加(爆笑) まんまドノーマルのジムニーでドリフトしたようです(笑) でも、未完成でも、観てるこっちが楽しい!!!
トップクラスのハードに鍛えられたプロドライバーが操るシルビアのドリフトも興奮しますが、ありえない車がドリフトする姿も、非常に興奮します。
1964年、敗戦の記憶がまだ新しい日本人の目の前で、圧倒的な戦闘力を誇るポルシェを、わずかな間とはいえ、プリンススカイラインが逆転しリードした瞬間の歓喜が、日本のクルマ好きたちのDNAとして受け継がれているからこそ、「羊の皮をかぶった狼」といったキャッチフレーズとともに、非力なマシンや、競技に不向きなクルマを愛情をこめてチューニングする人が多い日本。
ジムニーに対してもそんな血が騒ぐ感じがします。新型登場のおかげで、過去のリフトアップ専用車というイメージからも脱した雰囲気がありますしね。
ということで、現在JB23ベースに車高調キットを制作。テスト品を今月、JAWSさんのドリフトイベントで試していただきます。新型、旧型は基本的には構造がほぼ同じなので、新型ジムニー用のローダウンキットも、同時期くらいに発売可能になると思います。
これはJB23のシミージャダーキラーのとりあえずのテスト品。こちらもJAWSさんを含め、数社でテストに入ります。他社からもステアリングダンパーなどの対策品は出ていますが、ちょっとしたネガな部分もあるので、もっと手軽で、効果が大きく、マイナス要素の無い商品として発売予定です。
新旧ジムニー同時開発なので、焦ってはいますが、とにかく現場は大変。すでに製作中の新型ジムニー用ラテラルロッドの市販品を今月発売を控えており、ドタバタ。通常の量産タイプと純正加工タイプの2種類を発売開始。
他社さんの開発能力にも驚かされます。当社も製作予定をしている車検対応9mmフェンダー、早速発売開始をした猛者がいます。
GBASEさんの新商品です。当社のHA36アルトフェンダー同様、9mmワイド、車検(原則)OKで、両面テープ留め。
これで¥29,800というのだから驚きです!FRPでこの厚みで美しく製造している技術に脱帽です。
当社も新型ジムニー用9mmフェンダーは開発予定に入っています。同じく両面テープ留め、ただし、純正バンパーと同じような耐衝撃性の高い真空整形プラスチックで、表面もFRPのように塗装できるABS製と、塗装せずにワイルドな表情となるシボ黒です。なおかつ、デザインももう少しワイルドになる方向です。
いずれにしても、クルマをすでに購入したお客様にとっては、いの一番にほしかった商品のはず。それを真っ先に提供できるGBASEさんがうらやましい…
かと思えば、これまたクルマ業界のレジャー好きにはたまらない商品がミックコーポレーションさんから発売されました!
ルーフバスケット。これを装着するだけで、どんなクルマもあっという間にキャンピングカーにイメチェン!もちろん実用性もしっかりあります。余談ですが、このハスラー、当社がリフトアップキットをはじめて開発した車両。車両提供していただいたミックさんには感謝。
http://silkroad-jp.com/portfolio-2/suspension/project-liftup
フロントアンダーガードも同様に制作させていただきました。なお、このシマ板タイプはミックさんの専用品。当社は黒、白、無地を販売しております。
http://silkroad-jp.com/portfolio-2/exterior/ext_guard_mr31
それにしてもアイテム選択センスが素晴らしい… これで定価¥18,500ってかなりお得。
とりつけも、大半のメーカーのベースキャリアが使えるのは便利。
当社でも取り扱い開始です!
昨今のSUVブームやレジャーブームはクルマの可能性をドンドン広げてくれています。「クルマ離れ」というワードがメディアを飛び交っていますが、ワタシはそれはちょっと論点がずれていると思っています。クルマ好き=スポーツカー好き、高級車好き、ミニバン好きという枠に当てはめて、それらが過去ほど人気ではない、ということで「クルマ離れ」と位置づけられているようですが、ワタシはそうではなく、趣味としてのクルマとユーザーの関係が変わった、というほうが正しいのだと思うのです。
「スポーツカーを速く走らせる、人に魅せる」だけでなく、「クルマをツールとして道具として、何かを楽しむ」という流れのほうが大きくなり、その一つがキャンピングや車中泊なんだろうと思うのです。でも、これからは、「モータースポーツ」「ドレスアップ」「キャンピング」などといった言葉の枠にとらわれない、クルマとのもっと自由で幅の広い楽しみ方に移行しそうな雰囲気を感じています。
ジムニーも、リフトアップもいいけれど、ドレスアップを楽しんだり、ローダウンしてみたり、はたまたスポーツ走行、そしてドリフトまでも楽しむ人が現れる、といったように、どんどん自由に付き合うスタイルになっていくのではないか、そしてそれが一人ひとりの人生を豊かにしてくれ、ひいては日本の文化がもっと自由で、豊かで、素敵なものになることにつながる、そんな可能性を感じます。
何かもっともらしいことをいっていますが、現場はそんな美しくありません。
「新製品ばっかり開発しているけど、その前に作った商品を売るのが先決だろうが!」と当社の社長に叱られる毎日… これもまた現実(苦笑)
先に他社からオーバーフェンダーが出てしまいましたね。楽天で危うくポチッと押しそうになる格好良さ。私も納車待ちで先にオーバーフェンダーを出してもらって買おうと待ってるのですが、サイドアンダーとフェンダーのセットをぜひ頑張ってください!価格も期待してます!
モジュールさま
情報ありがとうございます。
当社も仲良くさせていただいているブランドからも発売前にサンプルを見せてもらい、正直あせりました。
素晴らしい出来です。
ただ、FRP製ということで、当社は真空整形のABSプラスチック製。似ている部分も多い反面、互いに違うメリット、デメリットがあります。また、後発になるということで、これからあと数社、同等品が発売されるということで、ちょっとずるいかもしれませんが、後発になる分、さらに良いものを作る情報が得られるということで、お知らせいただいた商品をポチっとされたお客様が、「お!これいいじゃない、こっちも試してみよう!」と追加購入いただけるものを全力で開発いたします!
こういう連鎖がジムニーのさらに盛り上がりにつながり、お客様の選択肢も増えるし、当然、私たちメーカーにとってもお客様の数が増えることに繋がるので、懇意にさせていただいているGBASEさん、そしてその他のメーカーさまとも商品開発ではライバルとして切磋琢磨していきたいと思います!
サイドアンダーの開発予定のこともご存知いただいているんですね!?ブログ、よんでくださって、本当にありがとうございます!